平成22年演算増幅器設計コンテスト

コンテスト概要::
 本コンテストは, 参加者が設計および試作した演算増幅器の特性を評価し, 参加
 者の回路設計技術を競うコンテストです. 各自が設計した演算増幅回路を実際に
 集積回路として実現しその特性を競う部門(試作の部)および参加者の設計内容
 を計算機シミュレーションにより評価する部門(シミュレーションの部)を開催
 します. 「シミュレーションの部」は, コンテスト開催期間中は常に暫定的な順
 位をWEB上で公開することにより, 参加者同士の切磋琢磨を促すという特徴があり
 ます.

目  的:
 電子回路の汎用能動素子である演算増幅器の設計, 試作, 評価を通して, アナロ
 グ集積回路技術全般を習得した, 実社会に通じるアナログ回路技術者を高等教育
 機関から輩出することを目的とし, 本コンテストを開催致します.

コンテスト内容:
 平成22年コンテストは以下の2部により構成されます。
  ・試作の部
  ・シミュレーションの部

 試作の部…参加者が設計した演算増幅器を集積化し、その特性を測定し、測定結果
       などを競うコンテスト。VDECを利用して試作されたオンセミコンダクタ社
       1.2マイクロCMOSプロセスで作られた演算増幅器を受け付けます。
       試作の部の詳細は募集要項をご覧ください。


 シミュレーションの部…参加者が設計した演算増幅器を計算機シミュレーションに
            より評価し、その特性を競うコンテスト
            1 スルーレート・消費電流・同相入力範囲・直流利得 部門
            2 消費電力・出力抵抗・入力換算雑音・利得帯域幅積・位相余裕 部門
            3 位相余裕・占有面積・消費電流・同相除去比・電源電圧 部門
            4 電源電圧変動除去比・出力電圧範囲・位相余裕 部門
            5 トポロジー 部門
            シミュレーションの部の詳細は募集要項をご覧ください。
            

審査結果及び表彰:
 優れた成績を納めた参加者を表彰式で表彰し,副賞を贈呈します.表彰式と
 同日に設計者による発表会も予定しています.尚,最も優秀な成績をおさめ
 た参加者にはISSCC 2011 への参加補助を賞品として贈呈することを予定し
 ています.

最新情報の入手先:
 演算増幅器設計コンテストホームページ
 http://www.ec.ss.titech.ac.jp/opamp

計算機設計の部 参加登録および作品応募先:
 作品投稿用ホームページ
 http://opamp.ss.titech.ac.jp

集積化実現の部 作品応募先:
 郵送または宅急便で以下にお送りください。尚、送料はご負担下さい。
 発送後、電子メールでご一報いただけますと幸です。

 152-8552 東京都目黒区大岡山2-12-1 S3-51
 東京工業大学 集積システム専攻 高木茂孝
 TEL:03-5734-2850
 E-Mail:contest[[at]]ec.ss.titech.ac.jp

問い合わせ先:
 演算増幅器設計コンテスト事務局
 E-Mail:contest[[at]]ec.ss.titech.ac.jp

組織委員長
       高木 茂孝      東京工業大学   教 授

審査委員会
 審査委員長:兵庫 明       東京理科大学   教 授
 審査委員 :高井 伸和      群馬大学     准教授
  同   :和田 和千      豊橋技術科学大学 准教授
  同   :ニコデムスレディアン 東京工業大学   助 教

事務局
       佐藤 隆英      山梨大学     准教授
       佐藤 広生      東京工業大学   助 教
       北村 優子      東京工業大学   補佐員

謝辞:
 本コンテストは東京大学大規模集積システム設計教育センターを通し、シノプ
 シス株式会社の協力のもとで行われたものである。

その他:
 応募された演算増幅器は,協賛各社や学会などで公開される場合があります.
 特許の取得などの知的所有権に関する問題は,コンテスト参加前に参加者が解
 決して下さい.

主催:
 東京工業大学アナログ回路グループ